こんにちは。お久しぶりです。帰国もせず、年末年始もタイで迎えた私は相変わらず自分の釣りの世界に浸っており、コツコツと2023年のチャレンジしたいことを進めておりました。
2023年のチャレンジしたいことの1つに大規模河川でのチャドー攻略をしたいと思っており、今回はそのレポートとなります。それでは最後までお付き合いください!
いつもの運河少し秋田。
いつも行っている運河は非常に魅力があります。
ですが現在外国人(日本人含む)アングラーも少しずつ増えてきています。ボートマンの数も多くないこともあり、予約の調整がめんどくさくなってきました。
また、毎回チャドーが出る場所が大体同じようなところということもあり、新鮮味が若干薄れてきていました・・・
丁度その時、たまたまPuiさんというスキップチャドーを広めたタイの友人と久しぶりに、今回お話するTha Chin川(タチン川)で釣りをしました。
その時はバイトもほぼなく釣れなかったのですが、大きな川であることから妖怪サイズが潜んでいる可能性を感じ、今年(2023年)はしばらくタチン川にトライしようと心に決めたのでした。
私の妖気アンテナはタチン川にビンビンに反応!!しかし・・・すでに2回坊主を食らっており、今回の話は3回目のトライのお話です。では早速・・・
いくぜTha chin川!!
朝到着すると気温は先週よりもかなり暖かい状況。早速準備をしてPuiさんの船に乗り込みます。
「Yoshi、相変わらずタックルはそれだけかyo?笑笑」
とPuiさんは笑っています。Puiさんは日本のプロシーバスアングラーのオヌマンさんに似ているのでタイのオヌマンとTwitter上では呼んでいます笑
「いつもどおりだ!さ、行こうぜ!」
出船してすぐ左にある学校。小学校か中学校かわかりませんが、せり出したベランダのようなところがあり、その下が真っ暗。そこにスキッピングでルアーをどんどん入れていきます。
バイト!!バイト!!バイト!!!
アレ?前回と違って今日はめっちゃバイトしてくるな・・・暖かいからでしょうか。ただサイズが小さいのか乗りません。どんどん打ち続けていくと・・・
バゴン!!乗った!!!さっきより多分マシなサイズ!!
オラオラ!っと合わせた直後、PEラインからラインブレイク!!
ここは実はベランダの下にコンクリの柱が横に2本あるのです・・・フッキング後すぐにクラッチオフにして走らせ、船をベランダ軒下まで進めてゴリ巻き。でなければ小さい魚以外はほぼ取れません。
ま、いいや。
ここでの魚には実はあまり興味がなく、様々なエリアを見て回りたいのです。
かなり広大なエリアでしょ?
一カ所で時間をつぶすよりも、今日の良いエリアを見つけたい。それと今日の1回だけで妖怪クラスまで辿りつけるとも思っていません。
まずはレベル上げ。まだレベル3ですのでww
今日の状況の把握とこの川の通年共通事項の推測と確認、サナムチャイ運河との共通事項など・・・
妄想と確認をしながらデータを集めていきます。集めたデータが繋がり、バイトが出た段階でレベルアップ、てな感じでしょうか。
Pui「前回バイトのあったところと今日良さそうなところ、どっちがいいyo?」
私「今日良さそうなところを優先しよう。」
Pui「今日は昼食後くらいの時間から多分チャドーの着き場が大きく変わると思うんだyo。」
私「知ってるよ。今日は午後水なくなるじゃん。そしたら帰ろうぜ。朝から昼までが勝負だ。」
今日ラッキーだったのは朝のうちは風がなかったこと。普段は結構風が強いです。
早速カバーの奥、その奥へどんどん撃っていきます。
使ったルアーはコレ↓
これしか使わない、と言っても過言ではないくらいスキッピングチャドーではコンフィデンスがあります。
しかし、込み入ったカバーの中に入れてもバイトがありません。船の動きに合わせてオープン気味な岬状になっているカバー先端を通したところ・・・
GABAAAAN!
出ました!手前に走りながらのバイトなのでフッキングが決まっていません。
Pui「Yoshi、フックセットだyo!」
私「わかってる!オラオラオラァ!」
ラインスラッグを一気に回収しフルフッキング!2発!
サイズは5.6kgでしょうか。ラッキーです。
セミダイレクトドライブのリールが何度も逆転しています。
ウッヒョー!楽しい!!楽しすぎる!!!
ネットの位置を確認したところ、私の足元にありました。
ネットを拾ってPuiさんに渡す際にラインスラッグが一瞬緩む・・・
今のなんか嫌だな・・・魚付いてるけど・・・
ランディング準備OK、ネット側に魚を寄せようとした瞬間・・・フッ・・・
バイバーイ・・・
はあ・・やっぱりな・・チャドーは最後まで油断しちゃダメなんだよ。わかってはいたけど・・
ネットのポジションをPuiさん側に変更して気を取り直して釣り再開です。
オープンで食ってきたよな。今は外に出てるのかな?と、込み入ったカバーとオープン両方を撃ち続けていきます。
水路との合流部。角に木が生えています。流れも当たっており、良い感じで水中の枝で、流れが二手に分かれています。裏側がヨレてる・・・
ここ居そうだなー・・・ヨイショっと。
パフ。
かわいいバイト。なんだよプラーチョン(違う雷魚)かよ・・・なんでお前がこんな一等地にいるんだよ・・・はあ・・・
!?
ギューン!!!!!チャドーだ!!!!
プラーチョンだと思っていたので合わせていません。ラインスラッグを巻き取りフルフッキング!!
3.5kgの可愛いサイズ
小さいけどThaChin川チャドー初ゲットです!!
Puiさんもめちゃめちゃ喜んでいます。
その後はマシなサイズのチェイスでびっくりしたり、イグアナ?のようなものを見つけて観察したり・・・
外来種のようですね。詳しくはわかりませんが。
11:00くらいには昼食を取り、その後稚魚サイズを1匹釣ったあたりで水がなくなってきたので帰宅しました。
大きくなってねぇ・・・
本日のタックル
Rod: Intershoot Somersault Kick 5g – 4oz 5.9ft
Reel: ZEAL Hepta
Line: PENo.4 + Fluoro 50lb
Lure: Z-lure Thailand D.N.A Amethyst Black
さて今回のBlogはこれで終わりではありません。実はスキッピングについてご質問いただくことが多いので簡単ですが、少しお話しようと思います。※スキッピングと言っても対象魚がチャドーでのお話ですのでそこは勘違いなさらぬようお願いします。
スキッピングとは
ルアーが水面を滑る状態。またはそのようにキャストするキャスティング方法。
1番大事なことはなんですか?と聞かれることもあるのですが、以下3つ全部大事です!!
①スキップしやすいルアーであり、ロッドがきちんと反発する重さがあること。
②投げたいルアーの重さでティップが曲がるロッド。
③バス用ベイトリールなら、リールはどれでもいいかな・・・
①と②については不慣れな人には特に重要だと思います。12~14g程度のルアーであればMのロッドが投げやすいと思います。竿先がめちゃくちゃ曲がるはずです。
③については少しだけマニアックになるので以下・・・
遠心、マグどちらでも問題ありません。不慣れな人にはマグが良いかと思います。
使いやすい、そうでない、と判断する箇所はスプール径とスプールの重さ。スプール径が34mm以下でスプール自体とラインを巻いた時の重量が軽いものがやりやすいと思います。
その理由は回転しようとする力が弱いので、シビアなブレーキ設定とシビアなサミング技術が不要になり、ブレーキを強く設定した、ロッドを振り切ったスキッピングがやりやすくなります。
キャスコンを締める、締めないという話もよく聞きますが、キャスコン締めなければスキッピングが出来ない人は締める、または締めない状態で出来るように練習する、そのどちらかだと思います。
基本的にこれは習得に練習が必要な技術です。
ですが練習すれば出来るようになると思います。道具はその手助けに過ぎません。
以下に私の使用しているスキッピングおススメリールを紹介します。↓
DAIWAモアザンPETW スプール径34mm マグネットブレーキ
SHIMANOアンタレスAR スプール径34mm 遠心ブレーキ
SHIMANO18バンタム スプール径34mm 遠心ブレーキ
以下はスプール径は34mm以上ですがセッティング次第で快適に出来るリール達です。↓
SHIMANOスコーピオンアンタレス スプール径37mm 遠心ブレーキ
ZEAL へプタ 現在のメイン機。スプール径たぶん37mm 遠心→マグネットブレーキに変更
えー、所有している魔道具を並べただけの気もしますが笑、まずはスプール径が34mmあたりのマグネットブレーキのリールでやってみると良いと思います。
ルアーの軌道、動きとキャスト方法
大雑把ですが以下の2つを使い分けています。
①近距離
垂らしは無しか短めにして、片手で手首を使ってキャスト。ルアーが跳ね上がらず、水面を叩く回数が多い。強さで言うと弱。
ピッチング、アンダーハンド、サイド(フォア、バック)、フリップキャストなど。
跳ね上がらないのでカバーに絡みにくい、水面を叩く回数が多いのでチャドーに気付かせやすい。飛距離は②に劣る。
②遠距離
垂らし長め、両手を使って鋭く振りぬくキャスト。水面を叩く回数が少ない。強さで言うと強。
ロールキャスト、フリップキャスト、アンダーハンド、ボウ&アロー(私はやりませんが)など
遠い場所から鋭く打ち込むことができる。多少のカバーは突き抜ける。跳ね上がりやすいので枝に絡まりやすい。
あとは①と②の比率をミックスしていく感じです。カバーの質や距離感で①を3割、②を7割など、強パンチと弱パンチの間は中パンチ・・みたいな。
近距離~中距離なので垂らしは全て短め。1回目から4回目のキャストはロールキャスト、5回目はフォームのコンパクトなフリップキャスト、6回目はアンダーハンド、7,8回目のキャストはバックハンド、9回目はアンダーハンドって感じです。
目的はキャストフォームなどではなく、魚を釣ることですので慣れると自然とその状況に応じたキャストまたはフォームになってくると思います。
フォームがそれぽいんだけど出来ない、という方はルアーの軌道が思い通りになっているかを再確認するところから始めればよいかと思います。
それでは練習方法!
一般的に言われている練習方法と私の場合は違うと思います。ダメだと思ったらすぐに止めて、うまい人のyoutubeをみてください笑
①垂らしは無し。
②キャスコンは0ポジションまたは少しカタカタ。遠心、マグブレーキはMAX。
③スキップしやすいルアー(12g~14gくらい)を選ぶ。
④Mのロッドを使用する。
⑤1フィンガーでキャスト。親指はスプールエッジに乗せたまま、触れたまま。
⑥そろりそろりとバックラッシュしない速度でゆっくりキャスト。危ないと思ったらサミングする。
⑦少しずつ勢いをつけていく。※キャスコンはいじらない。
⑧できるようになってきたら遠心、マグブレーキを弱めていく。
ポイントは親指を離さないようにすることです。ですのでDCブレーキに慣れている人はかなり苦戦すると思います・・・
簡単ですが今回はこの辺りで・・・
最後までお読み頂きありがとうございました!!