皆様こんにちは!またまた久しぶりの更新になります。去る3月11日、12日の二日間、先輩方にお誘いいただき、2回目のラムチェダムチャドー釣行に行ってまいりました。昨年の初挑戦で8kg弱が取れているので楽しみにしていた釣行となります。それでは最後までよろしくお願いします。
初日は最悪の状況・・・
初日は前回のボートマンではなく初対面のボートマン。ベテランの雰囲気を醸し出していますが中々自分とは全くかみ合いませんでした。
ラムチェダムはティラピアの生け簀があり、その沿いを通すとチャドーがバイトしてくるというボーナスステージがあります。しかし生け簀の金属の柵に彼(ボートマン)は朝イチからガンガンボートをぶつけます・・・
以前のボートマンはそこをかなり気にしてやっていましたし、ボートと生け簀を平行になるようにボートを操作していました。今回の彼は基本的に前をあまり見ていません。何をしているかというとスマホをいじっているのです・・・
「なんだコイツ・・」と思いつつも釣り続けます。ところどころでバイトはありますが、乗りません。日も上がり、活性が下がってきたかな、というところでボールか呼吸狙いにシフトしたいと伝えます。
「ボールはないよ。呼吸もあまりよくない。だからまだ生け簀をやろう。」
ボールも呼吸も探しにいくことをしません。
「コイツなんなんだろ・・・」
結局午前中は生け簀のみで終了です。おもんな・・・
そして昼食時。同行している先輩方はボールを見つけて釣っています。
午後一番で早速ボールを探しに行こう!と伝えますが、彼はボールはないよ。と言い切ります。
「探してないのになぜ言い切れるの?探しに行こう」
イヤイヤながらも彼はボールを探しに動き出しましたが結局見つからず・・・
また生け簀に戻ってきました。仕方なく生け簀を撃っていると船がふらふらします。
ふと振り返るとよそ見&スマホいじりです。
「コイツもうダメだな・・・」
そう思っていると
ガン!!
バイトではありません。ボートのエレキがロープと柵に思い切りぶつかりました・・・
私は前に放り出される状態。辛うじて生け簀の柵に手をついて落水は阻止しました。
振り返ると彼は笑っています・・・
左手首超痛い・・・無理な体制で左手首を着いてしまったようです・・
「コイツもうだめだな・・・」
普段であれば詰めるところですが、先輩がせっかく予約してくれたボートマンなので抑えるところは抑えます。
「もう上がろうぜ。今日はもういいや。」
熱い夕まずめをやらずにこんな感じで初日は終了・・・魚は釣れずに左手首捻挫・・・今までタイでチャドー釣りをしてきて、ここまでひどいボートマンには出会ったことがありません。
先輩方には申し訳なかったのですが、彼はその内事故を起こすだろうということ、明日は彼の船には乗らないことを伝えました。乗るくらいなら私はおかっぱりでもいいと・・・
そして初日反省会兼夕食。
今回の参加者はチャドーの釣りの経験値が私よりもある方々ばかりなので、参考になる話が盛りだくさん。いつもありがとうございます。
宿に戻ると私好みの黒猫がホゲたメンタルを癒してくれました。セブンイレブンで捻挫用?の冷やすジェルを買い、明日に備えます。
気を取り直して2日目!!
2日目は午後にバンコクに戻らなければならないので半日の釣行です。昨日複数匹釣っている先輩が昨日の私の有様を聞いてボートマンを変更してくれました。ありがとうございます。
今日のボートマンはこのダムでも腕利きと言われているマッディアオさん。早速朝イチ生け簀からスタートです。
・・・・釣りめっちゃしやすい・・・
操船スキルが違い過ぎます。柵にボートも1度もぶつけません。
何回かバイトはありますが乗りません。風も出てきたことから呼吸とボールを探すことに。
マッディアオさんは風裏に一直線。わかってるねぇ・・・
「Yoshi、お前スキッピングが出来るんだからスキップで岸を撃っていってくれ。その間に俺は呼吸とボールを見つける。」
風裏のドシャローエリア。岸付近は底が見えていますが、2mほど先はえぐれてブレイクになっています。
確かにチャドーが潜んでそう・・
10キャスト目くらい。
ガバン!!!
でました!!!乗りません!!!
その場で出るだけで追いかけてこないパターン。
少しだけ続けましたが呼吸は少しだけ、ボールは見当たらないので見切ってバックウォーターに移動することに。
バックウォーターに到着するとラッキーなことに風がありません。
水面がよく見える=ボールが探しやすい!!のです。
マッディアオさんとじっくりボールを探します。
「あそこが見えるか?」
うっすら水面がもじもじしています。
「わかりづらい!!けどあれボールだよな?」
「そうだ。多分ママがついてる。」
水深が2m程度なのでスピナーベイトから。
カーブフォールしているとラインが何回か弾けます。
「稚魚が触ってるのかな?なんだコレ?」
「Yoshi、それはママが嫌がって追い払おうとしているんだ。全部あわせてくれ。」
「マジ?かなりの回数だけど。」
ほんとかなぁ?などと思いながらも全てあわせてみることに。
ドゥン!!
マジか!!ほんとにママだった!!!もの凄いスピードで枝の中に入ろうとします!!
マッディアオさんはもっとあわせろ!!!と言ってきます!!
ですが左手首が捻挫のような状態になっている為、力が全く入りません・・・
そして・・・
魚が枝に化けました・・・
この後、何度かフッキングに成功するもことごとくバラし・・・
力が入りません・・・
自作スピナベのフックも曲がってる・・・
そうこうしているうちに風が出てきました。水面が波立ちボールが見えない状態に・・・
下流からは大きな音楽を流しながらパーティしている船がどんどんやってきます・・
なんだよコレ。もしかして最大のチャンスタイム逃した?・・・
この時点で11:15。
11:30にはボート乗り場に向けて動かなければなりません。
マッディアオさんも懸命にボールを探してくれますが風が強く見当たりません。
その時なんとなく対岸の遠くの波の間に赤いものが見えたような気がしました。
「アレは違うかな?ボールのようなそうじゃないような・・目が悪いからよくわかんないんだけど・・・」
「あればボールだよ!!Yoshi、Good!!Good!!」
距離があったのでエレキでボールの近くまで移動します。
移動した先は水深が4mほどあったのでクランクにチェンジです。
もうこれがラストチャンスだろうなぁ・・・と思いながらキャスト。
ボールの1mほど奥にクランクをキャストし、素早くハンドルを2回転。潜らせます。
そこからゆっくりリトリーブ開始。3mほど巻いたあたりで・・・
ドゥーン!!!!!!
きたー!!!
もうなりふり構わずにフッキングはリールのハンドルを離し右手も使い鬼あわせします。
よし!!乗ってる!!
リールはダイレクトドライブなので普段なら逆転させたりして楽しむところですが、コイツは必ずとりたい。次はない。なのでハンドルから手は離さずにゴリ巻き!!
重たい・・・めっちゃ重たい・・・ですが少しずつ浮いてきます・・・
水面に魚の姿が見えた!!マッディアオさんが叫びます!!!
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!」
引き抵抗から7kgくらいはありそうかなと思っていましたが、その姿はそれ以上!!!
マッディアオさんは左手にスマホを持ち私のファイトを撮影。右手にネット。しかもネットにはコンビニ袋が引っかかっています。
「はやくすくって!!!!」
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!」
「コレでかいって!!はやく!!」
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!」
謎のやりとりの後にどうにかネットイン。マッディアオさんが雄たけびをあげます。
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!」
ほんとはアングラーである私が雄たけびを上げたいくらいでしたが、マッディアオさんもすごく喜んでくれています。そしてがっちり握手。
上がってきたチャドーはパンパンのママチャドー。マッディアオさんは間違いなく10kgを超えている。お前はラッキーだし凄すぎると言ってくれています。
とりあえず重さ計測しよう。うん、9.3kg。10kgないね。でも・・・
嬉しすぎる・・・
昨日1日を無駄にしてしまったそのご褒美でしょうか。
諦めなければこういうこともあるんですねぇ・・
「Yoshi、そろそろ時間だけどまだやるか?」
「え?今日これ以上の魚でるの?笑」
「出ないよ笑!!帰ろう!!」
そんな訳で帰路につきました。
チャドーの釣り方は岸撃ち(ブラインド)、呼吸撃ち、ボール撃ちと大きく3種類ありますが、
これで岸撃ち(ブラインド)とボール撃ちは最大サイズが9kg台となりました!!!
次は呼吸でデカいヤツを・・・
これだからチャドー釣りはやめられない・・・
今回のタックルは以下です。
Rod:インターシュート サマーソルトキック5.9ft
Reel:ズイール ヘプタ セミダイレクトドライブ
Line:PENo4
Leader:フロロ50lb
Lure:Rapala RR-9
フックは変更してましたが曲がっていました。またリップからもげないようにボディからリップをワイヤーで貫通させています。
海外渡航も往来しやすい環境になりつつあり、タイも活気づいてきました。
釣りに来られる方も増えています。
皆様も安全第一で釣りを楽しみましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました。