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チャドー釣りのルアーの話

さて、前回は野生のチャドーとの出会いと現状どんな釣りをしているか大まかにお話させていただきました。今回はどんなルアーで釣っているのか、その部分を少しお話したいと思います。野生のチャドーを狙い始めたのは今年に入ってからですので、いつも通り現在の私の見解が100%の内容です!温かい目でお読みいただけたら・・・

やはりバズベイトなのか?

現在タイではチャドー釣りは釣り堀のバラマンディと同様に淡水ルアーフィッシングのメインと言っても良いくらい人気があります。ですので様々なメーカーが様々なルアーを販売しています。売られているものをお店でみる限り、やはりトップのルアーが多いように思います。主なカテゴリーは以下です。

・バズベイト

・ジャンピングフロッグ

・スピナーベイト

・ワーム(カエル型、ベイト型)

・ミノー

・クランクベイト

チャドーの習性上、ブッシュやグラスの中に潜んでいることが多いのでスタックしにくいものが多いのかと思います。ジャンピングフロッグに関しては釣れる感じはしますし、所有もしていますが私自身が大してやりこんでいないので、他のアングラーさんの情報をご参考にしていただけると笑笑。

どんな釣り方があるの?

<岸撃ち>

バス釣りをしている方ならご存じかと思いますがチャドーが隠れていそうなブッシュやグラス、ストラクチャー周りにルアーを通していく釣り方です。私は基本コレですね。

<呼吸撃ち>

チャドーが空気を吸いに水面に出てきたところに合わせてルアーを投げて釣る方法です。彼らは鰓呼吸だけではなく、肺呼吸もしていますので。私はバイトはありましたがまだ釣れていません。(別の雷魚は釣れました笑)私の行くエリアは呼吸撃ちはあまり向いていないようです。ダムなどで行うのが一般的なようです。

<ボール撃ち>

ボール撃ちというのはチャドーが稚魚を守る習性を利用して、稚魚の群れの近くにルアーを通して親チャドーを怒らせて釣ります。稚魚は真っ赤な色をしています。日本の雷魚釣りでは御法度ですが、タイでは一般的です。ちなみに私はチャドーの稚魚がいるところにまだ遭遇していません笑笑

実際さ、どんなルアー使ってんの?

私が現在までで野生チャドーを釣ったことのある実績ルアーは大体こんな感じです。↓

実績値が高いものからご紹介します。

<バズベイト>

これは一概にバズといっても様々なのでアングラーそれぞれ拘りがあると思います。右回り、左回り、シングルペラ、ダブルペラ、クラッカー有り無し、立ち上がりの速度、スカートのカラー、量、アシストフックの有り無し、など。私の場合は迷惑なほどうるさい金属音が出るようにDEPS社のヒュージバズベイトをセッティングして使っています。この金属音で逃げる魚は今すぐに逃げてください!!!この音に対抗できるサイズのみ食ってきてね!という気持ちで投げています笑笑

<カエル型ワーム>

これはナチュラルにぴちゃぴちゃ水面を滑ってくる感じです。水の音しかしません。スキッピングで使用するときはフックを横掛けして使います。フックのサイズは№5~7。結構大きめのオフセットフックを使っています。このワームはPomさんのメーカーZLURE社のD.N.Aブランドから発売されているものです。ワームの名前は知りません笑。

<スピナーベイト>

あれ?写真にないよ?と思われると思いますが、現在自己流でスピナーベイトを作成しており、実はすごく良い感じでして、完成次第いずれはそれについても記載したいと思っています。フォール、ただ巻き、どちらもチャドーは反応します。

<ミノー>

ミノーはレンジさえ合えばある程度何でもいいかなと思いますが、私の場合は水面下20cm~40cmをトレースできるようにリップの角度を変更して使っています。写真のエリー115(ニシネルアーワークス社)はそれに加えて、ラトルを摘出してサイレント仕様、リアにブレードを追加しています。このチューンは勝手に千鳥アクションがでるのでおススメです。個人的にラトルインのミノーは好きではないんですよね・・・

サイレント仕様にするにはリューターで穴を開けてラトルを取り出し、レジンで埋めます。やってみるとすごく簡単です。エリーのリップはお湯につけたあと力を入れると曲がります。トライされる方は自己責任で・・・

<クランクベイト>

呼吸撃ちでも岸撃ちでも使います。私がよく使っているのはエバークリーン社のコンバットクランク400です。呼吸撃ちでは潜航する角度が大切(潜るチャドーに合わせて急潜航させる為)だと思います。釣りをされるエリアによって潜航する角度の違うクランクをいくつか用意するとよいです。呼吸後のチャドーの動きは数パターンありますので。は?呼吸では釣れてませんけど何か?笑笑

このクランクの問題は着水後、内臓されている後ろ側のウェイトがたまに前に戻らずに泳ぎだしのレスポンスが悪くなる時があります。ですが引き抵抗も少なく良いルアーです。クランクベイトはラパラのリストラップとコンバットクランクがチャドー釣りでは人気がありますね。

<ビッグベイト>

これは試しに投げたら釣れてしまったという感じで、このルアーでどうこう、という結論はまだ出ていません。DRTルアーで言うところのデッドウォ―クをグラスすれすれで行っていたところ、ひったくられました。タイの友人曰く、稚魚ボールがある時期に親チャドーを怒らせるにはすごく良い、とのことです。私が好んで使用するのはDEPS社のスライドスイマー250とDRT社のクラッシュナインLOWです。

チャドーのバイトは噛みつきバイトなのでスライドスイマーのシェルは破けますし、クラッシュナインのボディには傷が入ります。浸水するような貫通力はありませんが使われる方は自己責任でお願いしますね。

タックルはどんな感じなの?

タックルに関してはこれもアングラーによって様々です。運河でスキッピングをするならばMクラスのロッドにベイトフィネスリールも良いと思います。ですが大きいチャドーがバイトした場合はスプールを指で押さえないと全く止めることはできません。リールのドラグ力は5kg以上あった方がよいかも・・ダムなどで呼吸撃ちをするならば、ある程度遠投性能に振ったタックルでもいいかもしれません。以下に私の使用しているタックルを記載します。ご参考になれば幸いです。

<ロッド> MHクラス6.6ft(メイン、US規格なので実質Hクラス)、MHクラス5.10ft(折れた)、Mクラス6.6ft(運河スキッピング用借り物)、XHクラス7.3ft(ビッグベイト用)

<リール> 18バンタムHG(XGギヤに変更したもの)、オシアジガー1500XG(ビッグベイト用)

<ライン>PENo4+フロロリーダー50lb, PENo5~10+ナイロンリーダー100lb(ビッグベイト用)

リーダーとの結束は私の場合はFGノットにしています。変則オルブライトノットをしているタイ人アングラーも結構いますが、私の場合はFGの方が結束力は強かったです。ビッグベイト用タックルでなければ変則オルブライトノットでもいいと思います。また、プラグ系ルアーのフック、リングは強いもの、大きいものに変更してください。ノーマルのバス用のままだと本当に勝負の土俵に上がる前にフックオフです。チャドーは瞬間的なスピードが桁違いです。私の体感では大きいチャドーは同じ重量ならバラマンディ以上のファイトをします。ファーストランはアシ際で青物がかかったようなイメージですね。

よく聞くのはモンスタークラスを掛けたがバラしてしまった・・・という残念な話。バズベイトがぐしゃぐしゃ、ひどい時にはねじ切れたり・・・私はバズベイトが広がったことはありますがそこまでのダメージを負ったことはありません。その場合はワイヤーリーダーを使っていたり、走らせられない状況下で掛けて無理に止めている可能性が高いと思います。強いタックルを使用すると、最終的には負荷はルアーに行きます。その部分も考えてシチュエーションに合わせてタックル、ルアーを選択、取り込む場所や船の位置もイメージして準備ができるといいですね。とはいっても難しいんですがね・・・

さて、簡単にですがチャドー用ルアー、タックルについて少しお話をさせていただきました。

次回は何についてお話しようかな・・

それでは良い釣りを!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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