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SUZUKIさんの話その4

さて、シーバスの話は3回で終了する予定でおりまして、いよいよ入国もイージーになり、BARもオープンし始めたタイのバラマンディやチャドー、ナマズ関連のお話に移行する予定でしたが、シーバスのお話がふわっとした内容ばかりでしたのでここからは私の実体験をもとに実践編としてお話をしたいと思います。

とりあえず100匹釣ってみるか。

コロナウイルスの蔓延している状況もあり、2020年、2021年は海外への入国規制が強く、以前のように簡単には海外へ行けない状況となっており、私も日本でリモートワークをしておりました。久しぶりに日本のシーバス仲間と釣行し、楽しんでいたのですが、ツイッターのプロフィールに釣り上げたシーバスの数を記載している方々をお見受けしました。もともと数釣りには興味がない私としては、そういやひと月ちゃんとやったら何匹くらい釣れるんだろ?このあたりだとシーバスはいつが一番釣れるんだろ??そうだな、とりあえず100匹釣ったらある程度は魚の動きもわかるかな!と2021年元旦から釣れたシーバスの数を数え始めたのです。その時の思考はざっとこんな感じです。

目的

私の住んでいるエリアのシーバスの動きを把握したい。

目標

シーバスを100匹釣ってみる。

戦略

・魚のサイズは問わない。

・行動範囲と時間は限られる(フリーターではないですし、こう見えて愛妻もいます)ので、ポイントは絞る必要があるが、同じタイプのポイントにしない。

戦術

・普段使わないワームも使う。

・河口、河川、水路の3つを釣りに行った日は必ず回り、釣れなくても状況は確認する。

・河口、河川、水路は距離の離れた場所にする。

・ナイトゲームに限る。

簡素に記載するとこんな感じで。

それではスタート!

いよいよスタートです。早速ですが1/1は親戚への挨拶周りで潰れました・・・1/2よりスタートです。まずは2月に長バチが抜ける水路から。ええ、どクリアで何もいませんね。一番居そうなトコに5投程度して移動です。次は河川。ここは川の規模が大きいので居てもおかしくはない。うん。いませんね。ちなみにアングラーが回りにいないことを確認し、橋の上から見えるところはライトで魚影を探します。うん、いませんね。河口に移動です。ちなみに河口、河川、水路も15km以上は離れています。河口につくと風はありませんがさすが1月、ベイトっ気ゼロです。川筋から釣り下ります。エサがないから、いないかもな・・・などと思いつつ。魚系でのアプローチはやめてエビ、カニ系でアプローチします。といってもルアーは同じなんですけど笑笑。関西にいた頃からよく使っていたバリッドというバイブレーションです。全体的にシャローなので狙う場所は地形変化のあるところ。砂地とゴロタの境目のラインです。ゴリやカニ、ハゼがいそうでしょ?そこにバリッドをキャストし、極短いリフト&フォール。シーバスは秋~冬に産卵すると言われています。産卵後の魚の場合、早すぎる動きには追い付けません。やっぱいないかなー。なんて思いながらキャストを続けているとヌンという感じで藻に引っかかったような感触。いや、藻はないだろ!笑笑とフッキング。70前後のシーバスが釣れました。ただコイツは体型的にプリ(産卵前)でアフター(産卵後)じゃなかったんです。なので産卵しにきたのか、やっぱやめたヤツなのかどっちかな?と。いずれにしろ1月初旬であればプリ、もしくは産卵をしなかったシーバスがこの河口では小刻みなバイブレーションのリフト&フォールで釣れることがある、という事実が手には入りました。釣れた直後にはタイドグラフと時間を確認し覚えておきます。他にもいないかなーと同様のアプローチで探りましたがバイトは続きませんでした。河口を後にし、先ほど言った河川を見に行きます。理由は潮位が変わっているからです。ハイ、ダメー。この感じだと水路にも絶対いないだろうな・・・と思いますが釣りに絶対はないですし、情報収集の為です。ええ、釣れない確認てやつです。ハイ、ダメですね。こんな感じで帰宅、こんなことを続けていました。

100匹釣れました。

すいません笑笑、間をかなり端折ってしまいますが、このような行動をしていた結果2021年の1/1~4/1の約3か月間でシーバスは100匹釣れました。記載はしませんが、どの月に、どこで、どの潮回りで、どの潮位で、どのようなアプローチで、どのようなルアーで釣れる、といった知識も蓄積することができました。信じるか信じないかはあなた次第・・・笑笑

ターゲットを知ることが大切

ここで私がお伝えしたいことは新しいルアー、道具があるから釣れる、という要素は少ないということです。シーバスフィッシングに限らず他のルアーフィッシングでも共通して言えることはターゲットの生態及び行動を知る、分析する、そして自分なりの仮説を立てて答え合わせをする、間違えていたら修正する、ということが何よりも大切だと思います。そこに新しいルアーや道具、といったツールの必要性が生まれる訳です。そして分析する為の情報収集をSNSやネット、釣り仲間のコミュニティ、自分の足で行うわけですが、釣りにおいては自分の足でみてみないとわからないことが盛りだくさんです。だから楽しくてハマってしまうのですが!

さあ、次は?

目標の100匹釣ってみて私が感じたことはランカー少ないな・・・ということでした。1/1~4/1の間ですと60cm、70cm超はそこそこ釣れるのですが、80cmを超える魚が100匹のうち確か3本だけだったと思います。それもバチのシーズンのみ。うーん。いないのか、釣り方が違うのか・・・次の目標はランカー捕獲の確立をアップさせるにはどうすればよいか、となりました。この話はまた機会があれば・・・

付録

ビギナーの方はルアーの選定にも迷いがあると思います。当時私が持って行っていたルアーの種類を以下に記載しておきます。参考になれば幸いです。

・ジグヘッド(シャッドテールワーム)16g、28g

・シンキングペンシル 8cm~10cm程度

・フローティングミノー ドリフト用とジャークベイト

・バチ系ルアー フローティング、シンキング

・バイブレーション 18g、28g

ルアーのメーカーや型番は記載しませんがお問い合わせいただければお伝えします。

次回はタイの釣りについて何か笑笑、お届けしようと思っています!

それでは良い釣りを!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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