さて6/1から私の住むThailandは通常営業のような感じになっておりまして、海外からの釣り客もそこそこ来ているようでして、以前のように活気が戻ってくるといいなと思っているこの頃です。1回目の投稿でpilot111について触れたところ、見てくれている方がいらっしゃる様でしたので今回はバラマンディ釣り堀でのお話をしたいと思います。Pilot111、VIP、モンコン、JJ、エークナイマーなどいくつかの有名な釣り堀で効果的なお話です。これも個人の見解が100%ですので、いやいや、そうじゃないよ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、何卒温かい目で・・・
普段のエサは何?
普段バラ掘で与えられているエサは大きく3種類です。
①生きているティラピア
②死んだティラピア
③ペレット(ドッグフードみないなバラマンディ用のエサ)
90%以上の釣り堀はこのエサを与えていると思います。例外的にエークナイマーだけ、エサは与えていません。海が近いからカニやベイトが入ってくるしね・・・
エサ撒きしてる時ってどんな感じ?
①生きているティラピアの場合
このエサを与えた直後、または以降2時間程度はルアーを追います。ビッグスプーンや、スピナーベイト、ラトルの入った普段は嫌うクランクベイトですらバイトしてきます。ですが時間の経過とともにその効果も薄れます。
②死んだティラピアの場合
死んだティラピアを撒いている時は生きているティラピアと同じくバイトは多いですが、ある程度時間がたつとそれっぽい見た目のものを選んでバイトするようになります。持続効果は1時間ほどでしょうか。特に魚の形をしたルアーのフォールでバイトが多いですね。
③ペレットの場合
魚型のルアーには見向きもしません。これは面白いですよ。昔、試しにペレットを撒いている最中に死んだティラピアをつけて投げたアングラーがいたのですが、バイトまでにかなり時間がかかっていました。シーバスのバチ抜け時と状況は似ていて、食べやすいエサがある一定量あると、そのエサにロックオンしてしまうみたいです。タイではそのペレット模したルアーも販売されていて、ペレットを撒いているときにそのルアーを投げるとほぼバイトします笑笑
ですのでこの時点でバラマンディを釣りたければティラピア型のルアーとペレット型のルアー、ティラピア型に関しては泳ぐものと死んだ形でゆっくり沈んでいくものがあるといいと思います。
いやいや、タイまで来てエサ撒きでしか釣れないとか寂しいじゃん?
大丈夫です。エサ撒き以外でも釣れるアプローチを紹介します。pilotでボウズを食らったという話をたまに聞きますが、今まで過去5年間、私はpilotでバラマンディをきちんと狙いに行ってボーズを食らったことはありません。ちなみにエサ撒きも友人がいる時くらいしか参加しません。何故ならいつも午後から行くのでエサ撒きが終了していることがほとんどなのです笑笑
必要なルアーは以下です。
①ジャークベイト
②スラロームベイト
③バイブレーションまたはメタルバイブ
私の中でバラ堀3種の神器です。釣れる気しかしません笑笑 それでは具体的な話をしていきます。
フィッシュイーターはバラマンディに限らずベイトを追い込んで捕えます。
水面、壁際、ストラクチャー際、馬の背、ブレイクなどベイトの逃げ道がなくなるところですが、バラ堀でバラマンディがベイトを追い込めて食べやすい箇所は水面と岸際、その二つです。ですから池の正面に投げずに、池の際にアプローチします。水車周りも良いですね。この追い詰めて食す、というのはフィッシュイーターに備わった本能ですので例外はあれど、このプロセスに間違いはありません。
次はじっくり見せて食べてもらうのか、一瞬の動きで反射的に口を使わせるのか。この2択になります。
今までの私の結果からだと、どちらが良いというわけではなく、その日の状況でバイトは偏ります。与えるエサの違いもありますし、水温なども要因でしょう。それではルアーごとにその使い方を説明していきます。
ジャークベイト
これは本当に良く釣れるルアーでして、私も台湾のバラマンディガイドのRYOさんの技を盗んでいます笑笑
ポイントはトゥイッチではなくジャークです。ラインスラッグの無い状態からミノーを左右に飛ばしてください。ポーズは0.5秒以下でほぼいれません。擬音で説明すると、パン!パン!パン!パン!といった感じで笑笑 かなりスピーディです。 強烈なバイト=ファイトが始まります。フックのかかり方が顔面にまたがることも多いのでランディングとフックを外す際はご注意ください。
筆者のおススメを簡単に記載しておきますね。
・イマカツ 旧リップライザー(廃盤笑笑)
・OSP ルドラ(セミサスペンドみたいなVer)
・ニシネルアーワークス エリー115(タイに売ってない笑笑)
・ラパラ エックスラップ (フレッシュウォーター用)
スラロームベイト
このサイトではルアー名で言うとオグル、サルモスライダー、フューリー、S-SONGあたりのことをさします。
ここからのお話は本当に今までシークレットでして、仲の良い友人にしか教えていませんでした。
まず、極スローフローティング、もしくは極スローシンキングにウェイト調整をします。
キャスト後の着水で水の中にルアーが入りますよね?その一番深く沈んだあたりからゆっくりとリーリングします。少しでも早く巻いてしまうとS字をかいてしまいますので、S字にならない速度で巻きます。するとゴッ!!と丸のみバイトです。これ系の操作の場合、ルアーは飲まれることが多いのでリーダーの点検を適時行うか、カラミ止めパイプを使って歯の擦れを防止してください。たるませ引きといって、大きなハネモノルアーを使う時のリーリング方法です。ロッドティップは上げて、ラインが弛んだ状態でリーダーが沈もうとする重さでルアーを前に動かすイメージでやってみてください。リールのギヤ比はノーマルギヤかHGギヤを私は推奨しておりまして、XGギヤだとたるませ引きの形となっていてもルアーが動きすぎており、バイト回数は減ります。釣れないことはないのですが・・・要するにやりにくいってことです。たるませ引きの途中で一瞬リーリングを早めて反射を誘うなど色々と試した結果、我慢してゆっくり最後まで巻く、というやり方が一番釣れます。
筆者のおススメはS-SONG、オグルです。
ちなみに私は台湾のバラマンディガイドのRYOさん作成のフューリーを古くから愛用しております。ウッドならではの絶妙は浮遊感が最高なのです。
バイブレーション、メタルバイブ
ちぎられて無残な姿に・・・
バイブレーション系は使っている方は沢山いますので特に・・という感じなのですが、大切なのはウェイトです。私が良く使っているウェイトは21g~28gです。ボトムに目線が行っているかな?と感じた時にリフト&フォールで使っています。鋭い、柔らかい、リフトする長さでリフトを使い分けてみてください。どちらもバイトしてきますが、柔らかいリフトの方がバラマンディは好きかもしれませんね。ちなみフォールはカーブフォールがおすすめです。
筆者のおススメは・・特にありません笑笑
例外編
コロナ前にPilotで沢山釣る方とほぼ毎週バッティングしてまして、その釣り方を当時教えていただきましたので簡単に紹介します。最近はお見かけません(私自身が全然行かなくなったのもあるかも)のでもしかしたら帰任されたのかもしれませんね。
えー、ミドストです。スピニングタックルにライトラインで。ワームは3インチくらいのピンテールかシャッドテール。ただタックルが弱いのでファイト時は周りのアングラーさんへの配慮は忘れずに。魚を止められません。僕はこのスタイルの釣りをしないので確かこんな感じでした、というくらいです。あとはご自身で試行錯誤してトライしてみてください。
フックとリングは強いものに交換することをおススメします。↓こんなのがかかったら一発でオシャカにされてしまいます。
簡単ではありますが、バラ堀の私の釣り方をご紹介しました。次回はルアーの補修かチャドー釣りについてお話をしたいと思います。
それでは良い釣りを!
最後までお読みいただきありがとうございました。