さて、シーバス釣りの話の3回目になります。今回はタックルについて話をしようと思います。
タックル遍歴
・15年前 ハートランドカワスペシャル2+メタニウムDC PE1号+リーダー16lb
・13年前 モアザンブランジーノアーバンサイドカスタム PE1.5号+リーダー16lb~20lb
・5年前 フィッシュマン5.10LHBC4+12アンタレス PE2号+リーダー20lb
・現在 インターシュートオリジナルロッド5.10FtMH+モアザンPETW PE2号+リーダー16lb~35lb
上記はシーバスに使用してきた私のタックル遍歴です。他にも沢山使ってきていますが、大まかに。私の場合はシーバスに関しては20年以上ベイトタックルがメインですね。
ベイトタックルを使ったシーバス釣りは昔は問題も様々なことがありましたがタックルの進化と共に現在は問題と感じる部分はほぼなくなりました。釣り場でお会いしたアングラーに飛距離の問題をよく質問いただきますが、千葉某有名河川の対岸くらいは5.10ftの長さでも届くのです。ロングキャストは少しコツがありまして、オーバーヘッドとペンデュラムを自分なりに混ぜてキャストしています。5.10ftの長さしかないのでスペースがなくてもロッドを曲げることができるのです。
ベイト、スピニング限らず飛距離が出ない、という方はロングキャストの方法、というものを学ぶと自分の釣りに活かせると思います。私が参考にしたキャストは天秤を使ったロングキャストの大会に出ている方のキャストと当時メガバススタッフだった金森さん(現レイドジャパン)が、ノーブレーキでスピナーベイトをロングキャストする動画です。(確かタイトルは岸道だったかな)よければ探してみてください。
スピニングでもベイトでもロッドを曲げた際のしなりの反発が一番強く鋭いポイントでリリースができるかどうかが大切かもしれません。理論上、ベイトリールはキャスト後半にライン放出の速度がルアーの飛行速度よりも早くなるのでその部分を搭載されたブレーキ、または指で制御することが必要になります。スピニングリールはその事象は構造上発生しませんので一般的には使いやすく、飛距離が出やすいと言われています。
初心者の方はスピニングタックルの方が最初はストレスがありません。ですがベイトで始めたい、という方は是非トライしてみることをおススメします。私の後輩もベイトもスピニングも投げたことがありませんでしたが、1週間ほどでベイトでキャスティングし、シーバスを釣っています。
何がしたいかで選択することが大切
ある程度経験を重ねたあとは、タックルの選択は何がしたいか、で選択することがよいと思います。魚のいる場所までキャストをしなければならない、ここが最優先事項ですよね。そこで自分の力量にあったタックルを選ぶのか、トライしたことはないけども、これができたらもっと釣りが面白くなるんじゃないか、といった、アングラーそれぞれの思考が入ってきます。様々な考え方が人それぞれありますので一概にこれだ!とは言えません。
これからシーバス釣りにトライしたい!という方はトライしやすいタックルセットを以下に記載しますのでそのまま釣具屋さんに伝えてもらえれば用意してくれると思います。
<スピニングタックル>
ロッド8ft台ML~M スピニングリール2500番~3000番 HGギヤ PE0.8~1.2号+リーダー12lb~
<ベイトタックル>
ロッド6.6ft~7fi台M~MH ベイトリール100番~200番 HGギヤ PE1号~2号+リーダー12lb~
※バチ抜け用だったりミドスト、ビッグベイトはまた違うセッティングになることが多いのでご注意を。リーダーの素材は、私は重さと感度の観点からフロロをおススメしますがナイロンでも問題ありません。
メーカーや品番は自分がカッコイイな!と思うものを予算に応じて選んでください。ロッドのテーパー(調子)やベイトリールのブレーキの種類などは、それが必要な状況になってからで全く問題ありません。そうです、やりたいことや現状の問題点が徐々に判明していくのです笑笑
正直なところ、現在販売されているロッド、リールは安価でも非常に性能が良いので、あとはアングラーのこだわり次第となります。また、釣果や使いやすさとは別にコレが好きだから使う!という拘りも全く問題ありませんし、むしろそういったアングラーには好感を覚えます。
必ずやってほしいこと!
とりあえずタックルは用意できた!リーダーは友達が結んでくれた!釣りにいって楽しかった!
実はこれで終わりじゃないんですね。次回も同じように楽しむ為に必ずやらなければならないことが1つあります。
道具を洗ってください!!
海水で使用したルアー、リール、は塩分により酸化し錆が発生します。場合によってはロッドのガイド部分にも錆は発生します。ロッドはシャワーなどでザっと洗い流します。ルアーは洗面所やバケツでジャブジャブ洗ってください。ルアーが錆びる部分は金属の部分です。
スピニングリールはドラグを締めて流水でハンドルを回して洗ってください。洗い終わったら水分をふき取りドラグを緩めて、スプール、ハンドルなど簡単に外せる部分は外して2日ほど乾燥させてください。
さあ、一番の問題児、ベイトリール!!!
こいつは海水で使用してほっておくと、その1回だけでダメになります。大事なことなのでもう1度!!
ベイトリールは1度でも海水で使用してほっておくと、その1回だけでダメになります。
気づかず使っている方も多いと思うのですが、それぐらい海水のパワーは強いのです笑笑
以下に私の洗い方を紹介します。このやり方で錆が発生したことは現在まででありません。
①ドラグを締めて流水で30秒~1分、ハンドル、ハンドルノブ付け根、スプール、レベルワインドの部分をハンドルをぐるぐる回しながら洗います。
②一度水分をふき取り、サイドカップを開けてスプールを取り出します。キャスコンを外します。
③サイドカップの内側に流水で5秒くらい、スプールの全体とベアリングに流水をあてて10秒くらい、本体の真上から流水を5秒くらい。
④水分を拭き取って2日間ほど乾燥させ、ベアリングにオイルを追加して組み上げます。
タックル関係はもっとディープなお話もできるのですが、またの機会に・・・
SUZUKIの話も3回で終わりにしたかったのですが、無理ですね・・・
次は備品の話でもしてみようかなと思っています。
それでは良い釣りを!
最後までお読みいただきありがとうございました。