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タイのチャドー釣りの話

さて、今回は現在私が一番夢中になっている内の1つ、チャドー釣りについてお話をしたいと思います。最初の投稿に初めて釣ったチャドーの話を記載しました。初めて釣ったのはPilot111です。その後足しげくPilot111に通うようになり、Pilot111のチャドーは沢山釣りましたが、当時の感想としてはある種類のルアーを投げるとすぐ釣れてしまうし、引くには引きますが、タイ人の友人アングラー達が言うほどすごいかな?という印象でした。どちらかというとバラマンディの外道・・・。今年(2022年)になってから、タイ人の友人アングラーから釣れたチャドーの写真が毎週のようにLineで送られてきていまして、野生のチャドーに少し興味を持ち始めた訳です。

野生のチャドーのポイントはいくつかあり、ダム、川、池、運河のどれかをアングラーがセレクトする訳です。タイの日本人釣り仲間には私のアニキ的な方々が何名かおり、非常にお世話になっているのですが、ある日、その内の1人とタイアングラーの計3人でストリートフィッシング(日本で言うオカッパリ)でストライプドスネークヘッド(タイではプラーチョンと呼ばれています)を釣りに行ったのです。チャドーもいるかもしれない、という話なのでバスベイト、フロッグを忍ばせて釣りに行きました。かなりランガンをしまして、ある川に到着。ここにはチャドーもいるとのこと。その話を聞いて不思議な感覚に陥りました。Pilotにいるあのカラフルな魚が自然界でしかもこの川にいる?見てみたい!と。

まあ、釣れないよね。

居そうな感じはムンムンしているシチュエーションですが・・・その内タイのアングラーが数名やってきて釣りを始めました。どうやら彼らはエサ釣りのようです。ナマズでも釣るのかな?ま、いいか、と私は川の上流に歩きながらランガンです。結局釣れずに車が止まっている下流に戻ってくると、5.6kgのチャドーが2匹、地面に転がっています。どうやら後から来たエサ釣りの彼らが釣ったようです。Pilotでみるチャドーとは、それはそれは比べ物にならない迫力です。彼らはナマズをエサにして釣っているようでした。彼らは持ち帰って食べるようです。ちなみにその日は友人のタイアングラーがプラーチョンを1匹を釣り上げたのみで納竿。

後日、あの釣り方気になるよね、と友人とその川に再度トライです。私も友人もこんなのでホントに釣れんのかな?と半信半疑です。やるだけやってみようとエサの投入を繰り返します。突然私のリールのドラグが急激な音を立て、ラインが走ります。エサのナマズが何かから逃げたような気はしましたが、それでも半信半疑な私は、一応アワせて回収だけしてみます・・とフッキング動作を入れ、回収を始めます。エサがただ引っ張られてくるだけの感触・・・なんだ、違うのか。そう思っていると友人がチャドー!チャドー!と。引き抵抗を感じないので全然気が付かなかったのですが紫色のデカいのが確かについています!コイツは私達の方に泳いで来ていたので引きを感じなかったんですね。手前に来てから私達に気づいて暴れようとした瞬間、友人が神のようなネットイン。

釣れちゃいました・・・エサ釣りだけど・・・これが野生のチャドーか・・美しい・・鰭に一切の傷もなく、強さと美しさの両方を備えているようなこの感じ・・・頭の形がPilotのチャドーと全然違う・・・ブッシュの中に潜るからなのか平べったい・・・カッコイイ。一瞬でファンになりました笑笑。もちろんアングラー的には、おっしゃ、次はルアーで釣ってみよう!となりますよね。何度かこの川にトライをすること数回、ノーバイトの日も、バイトのみの日もありましたが、ある日バズベイトでもチャドーを釣ることができました。

上のチャドーがエサで釣った初めての野生のチャドー。下はルアーで釣った初めての野生チャドー。これは色合いがなんだか凄かったです。私の原点であるオカッパリで釣れたことはとても嬉しかったです。

次はボートだ!

野生で釣れたチャドーは2本とも4kgクラスで、現在の私の感覚では小さいのですが、当時は満足感でいっぱいでした。ですが、もっと大きい魚がいるところでやってみたいな・・となるのがアングラーの悲しい性です。ちょうどその頃、入国も大変なのに魚を釣りたい欲が大爆発している後輩が日本から無理してタイに飛んできており、野生のチャドーが釣りたい・・とリクエストされていました。うーん、あの川は1日だけじゃ釣れない可能性の方が高いな・・・単日で遠征はできないし・・とタイの友人アングラーに相談です。

遠征はできないからバンコク近郊で野生のチャドーが釣れるところないかな?

お前川で釣ったんだろ?それならもういいじゃん。その川教えてくれよ!

そうじゃなくて日本からきた後輩に釣らせたいんだよ。

そういうことか、わかった。確認して明日連絡するよ。

翌日、ボートの費用と集合場所のMAP、集合時間が送られてきました。なのでとりあえずお願いすることに。

当日の話にうつります。ボートの釣りは久しぶりです。今日は後輩が主人公なのでフロントシートに立ってもらい、私は後ろでタックルボックスに座って、後輩の邪魔にならないようにします。ちなみにその時のボートマンがPomさんという、今ではかなりお世話になっているチャドー一筋○十年のローカルアングラーでした。その時の私はリールを持っていない状況で、人から借りたもので釣りをする、というなかなか迷惑なアングラーでした。(予備リールはジャイアントベイト用しかなく、メインリールは修理中)Pomさんが、お前これ使えよ、とタックルを貸してくれました。たしかHクラスのロッド、XGギヤでした。

今は結構良いからチャンスはあるぞ!とのことでボートに乗り込みます。後輩はアプローチの方法を教わっています。ふーん、一回岸にぶつけてからルアーを落とすのか、やっぱ雷魚族なんだな・・・などと思っているとポイントに到着。釣りスタートです。使うルアーはカエル型のワーム。これをキャストして岸にのせてから水に落とします。リトリーブスピードは普通くらい。すぐに後輩に凄まじいバイト!!真っ黒の体がドラゴンの様にうねって水面が大爆発です!!すっご!!!ヤバ・・川でバズに出た時のバイトも凄かったのですが、インパクトが違います。でも乗らない・・・ルアーの速度がマッチしていないからなのか、ルアーの性質なのかわかりません。

私も邪魔にならないよう後ろ側へキャストを開始します。5投目くらいでしょうか。ブッシュの奥から通してきた私のルアーにもブッシュ際でバイト!!ええ、乗りません!!笑、もう1度キャストしようとルアーを回収します。バゴォッ!!えっ!?XGギアで全力回収してるルアーを追いかけてきて船べりで食った!!!なんだコイツ!?予想だにしない箇所でのバイトなのでフッキングが遅れてしまいました。ですが、それが効を奏したようで、このカエル型ワームはフロッグ同様、少し待ってから合わせるのがセオリーらしいです。(後から聞きました・・・)引きは尋常ではありません。緩急も半端じゃないです。全然疲れてくれない・・・フッキングが決まっているか不安になるほど暴れるだけ暴れてどうにかネットイン。重さを測るのを忘れていましたがPomさん曰く5.6kgだと。野生のチャドーすげーな!!後輩も目が輝いています。しかし、この日は後輩は何度もチャドーをかけますが、ファイトで全てフックオフ・・一筋縄ではいかないことを体験し帰路につきました。

一番好きなカラーリング。ブラックチャドー!

その後、その池には何度がトライし、ロッドが折れた話で記載しました8.8kgのチャドーをゲットしました。しかし、最大は20kg、30kg、ホントかどうかもわからない話をタイの友人達はします。しかし10kgオーバーは確実に存在していますので現在は10kgオーバーを夢見てチャドー釣りに勤しんでいます。

デカすぎて見切れてます。コイツはホーム画面で表示している魚です。ロッド折りやがって・・・

ニュースタイル!?

1年ほど前からでしょうか、ローカルタイアングラーの中で運河でチャドーを釣る、というのがタイの釣りYoutuberの影響で流行り始めました。ワームをカバーの奥の奥までスキッピングし釣るのです。何度かタイの友人から誘いがあったのですが、別の釣りの予定が入っていた為体験することができませんでしたが、やっと体験することができましたので少しご紹介します。

場所はバンコク市内を流れる運河。1人1艘船にのり、ひたすら左右のオーバーハングやブッシュの奥にルアーを滑りこませていきます。私が行った川は水門の影響なのか水量の変化が午前と午後でかなりありました。結果から言うと2kg弱のちびチャドーと5.5kgの普通サイズが釣れました。何度経験してもバイトは衝撃的です。当日は午後に水量がほぼなくなる状況で、バイトも全くなくなったのですが、その厳しい環境で友人は8kgクラスをゲットしていました。ヤシ?バナナ?の木の下にいたよ、とのことでした笑笑。現在日本人でこの運河系で釣りしている人はあまりいませんのでシーズンに突入した今は特に狙い目かもしれませんね。

注意点としてはフォアハンド、バックハンド、アンダーハンドでスキッピングができないと魚と出会える確率は極端に下がります。ですが、キャストスキルの向上にはもってこいの釣り方だと思います。スキッピングなんて出来ねーよ!という方はメインブレーキ(遠心、マグ、DC)の設定はそのままで、キャストコントロールをロッドを軽く振ってやっとルアーが出ていくくらいまで締めてからトライしてみてください。慣れてきたら緩める。これを繰り返していくと普段のブレーキ設定でもスキッピングができるサミング技術が手に入ります。コツはフォロースルーというかキャスト直後からゆっくりロッドティップを上げていくと飛距離が伸びていくように思います。よければお試しください。

ド迫力!!写真を撮るのが上手い!!

今後は遠くのダムへの遠征などもトライして行きたいですね。まずは10kgオーバーを釣ってその魚を間近で見てみたいです。

今回は簡単にチャドー釣りのご紹介?という感じでしたが、お話させていただきました。

今後はシチュエーションに応じたルアーのセレクトなど細かい話も少しずつしていけるといいなと思っています。私自身も現在進行形で試行錯誤中です・・・

それでは良い釣りを!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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