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湾奥シーバス?じゃなくてBangkokチャドー

さて、昨日2回目のBangkokチャドーにトライしてきました。今回はフィッシングレポート的にお届けできればいいかなと思っています。結果は以下に!?次回対策は!?それでは・・・

10kgオーバー釣るぜ!

まあ、目標は高く、ですね笑。この運河にトライするのは2回目なのでサイズの釣り分けなど出来るはずもありませんが、震えるような魚を見てみたい・・・それだけでテンションがあがります。今回もタイのチャドーフィッシング大好きオヤジこと友人のPomさんと。集合場所に到着するとChaiさん(前回のボートマン)と初めて見るボートマンが。私は今回はそのChaiさんではないボートマンの船にPomさん(以下オヤジ)と乗ることに。前回はChaiさんの操船で釣らせてもらったので本当はChaiさんが良かったんですが・・今回のボートマンはSompornさんです。Chaiさんのボートには友人が乗ります。

もう他の船は出ちまってるぜ。俺らも早く行かないと・・SomPornさんが少し焦っています。今日は私達の船を入れて7艘出ているとのこと。私達が遅れた理由は集合場所に向かうまでにオヤジのスマホのナビが機能しなくなったり、ATMを探してガソリンスタンドやセブンイレブンを何カ所か回ったりと、結構なDT(ダウンタイム)があったのです。全て私の用事ではなくオヤジの用事・・・結局出船はほぼ7:00。まいっか笑笑 がんばろ。

なんだよ。全然釣れねえ。

SompornさんもChaiさんと同様にロコアングラーであり、割と名が知れているようです。選定するポイントは前回まわったところも多く、この運河では定番なのでしょう。前回は朝イチにパパッと2本釣れてしまったので期待していたのですが、何だか様子が違います。水量がかなりの勢いで減水していっているような・・・なんか様子変じゃね?とオヤジに聞くと返答はキープキャスティング!彼は自分のゴープロの調整に一生懸命で、それしか言いません。なかなかバイトが出ない状況です。

何カ所かポイントを周りふと振り返るとSompornさんとオヤジが小さいワームをゴソゴソしはじめました。コイツら、チャドー釣れないからプラーチョンにターゲット変更する気か!?プラーチョンとはストライプドスネークヘッドのことで生息域がチャドーと大体被っており、タイでは人気のあるターゲットです。ちなみにチャドーはプラーチョンも大好物。お前もプラーチョンやってみろよ!デカいチャドー以外に興味はねーよ!おもしろいけどぁ・・みたいな会話を10分ほど繰り広げた結果、フロントシートの私はチャドー狙い、後ろの2人はプラーチョン狙いという謎の編成となりました。結局午前中は私が小さいチャドー2バイト、プラーチョン2バイトのみ、後ろの二人は20cmくらいのプラーチョンを1匹ずつ釣って昼食タイムです。

釣れないまま昼食へ・・・

昼食は運河沿いのレストラン、定番のタイ料理でしたが疲れていたからなのか、とてもおいしかったです。2時間くらい間を置いて、増水したら行こうぜ!とオヤジ。2時間も休むのかよ!と思いましたが、減水時はホントにダメなのを前回と今回の午前中で味わいましたのでオヤジの言うことに従うことにします。他のチャドーマンも集合して午前中の状況を情報交換します。とりあえず午前は3kgが1本でてるらしい。だがバイトはほとんどなくて状況は良くない、とのこと。オヤジは何だかこの界隈では顔が広いようで、釣れてないくせにちょっと先輩風を吹かせています。他の若いチャドーマンはオヤジの話を一生懸命に聞きます。いやいや、このおっさん、ちょっと偉そうにしとるけどチャドー釣れてないよ。プラーチョンだけですよ笑と心の声は言葉にしませんでした笑。

いざ、本番へ!

午前中はただのリハーサル。そう思い込むことにして本番に臨みます。水の量も午前中よりは増えており、良い感じ。これは期待できそうだな・・・・とキャストを開始すると最初のポイントでバイト!しかしルアーに触っていません。チャドーはルアーの速度が早ければ早いほどよい時もありますが、遅い場合がいい時もあります。その日のマッチザバイト(大野ゆうきさん的に言えば)するスピードを見つけなければなりません。オヤジとSompornさんがヌン、ソン、サン!としつこく言ってきます。これはバイトがあってから1,2,3と待ってからフッキングしろと言うこと。うるせえな、わかってるよ。ルアー触ってないんだよ。と言い返しますが伝わってない感じ。午前中とは明らかに違い、チャドーが動き出した様子。他のエリアでもバイト!またルアー触ってない!後ろでヌンソンサン!の連呼。

まじコイツらうるせえな。ルアー触ってないのになんで3秒待つんだよ。意味ねーだろ。おまえら目がいいんだからよく見ろよな、などと少しイライラしながらキャストを続けていると急に後ろの二人が大声を出します。私は次のキャスト箇所を見ていて確認が遅れたのですが、巨大なチャドーがチェイスしている!とのこと。えっ?とルアーを見てみると頭の大きさがドリアン(わかりにくいですね)くらいのむちゃくちゃデカい真っ黒なチャドーがボートべりで沈んでいくところが見えました・・・やってしまった・・見えていればリトリーブスピードを変えたり、8トラップだったり選択肢はあったのに・・・このポイントにはその後4回入りなおしましたがノーバイトでした・・・

メインの大きめな運河ばかりを後ろ2人が選択して回るので、ヤシの木が沢山ある、私が午前中にアマゾンエリアと名付けた場所に行きたい、とリクエストしました。アマゾンエリアは運河と運河をつないでいる水路で、大きな運河との合流点はもちろんのこと、ヤシの木の下は全てがポイントです。後ろ2人はあまり行きたくなさそうな感じでしたが、どうしても行かせろ、とお願いしアマゾンエリアに向かいます。

ほら、やっぱここじゃん!

アマゾンエリアに到着すると後ろ2人は過去の実績が少ないからでしょうか、キャストせずスマホをいじっています。ま、いっかと私はキャストを開始、もう今日イチの連打。並木さんより連打笑笑。連打、連打。フォア、バックハンド、スペースがないトコロはフリップ、今できる全ての力を出し尽くしキャストします。リトリーブ速度はさっきミディアムスピードでルアーに触らなかったので更に早め。すると空心菜の草むらの奥からチャドーが出てきて水柱炸裂!!強烈なバイト!!多分5,6kgサイズ!またルアーに触らない・・・

マジで勘弁してくれよ・・・

ちょっともうわからない・・・オヤジはミディアムスピードにしろとかヌンソンサンとかまた色々後ろで言っています。とりあえずこの速度なら出る、けど乗らない。遅くしてやってみるか・・・とミディアムスピードよりも速度を落とし、再度マシンガンキャスト開始。

やっと釣れた・・

アマゾンエリアが中盤に差し掛かった頃、ヤシの木の根元でガバァン!!ド派手な水柱が!今回はルアー触ってる!フルフッキングです。派手な出方の割には3kgくらいの小さいチャドーでしたが、やっとのことでゲット!!

太陽の位置で眩しそうな写真・・チャドーのカラーはこの写り方よりも、もっと、もっと鮮やかでした。

オヤジは釣れたルアーが自分のメーカーのルアーなので、嬉しくて仕方がない感じ。沢山写真を撮っていました。そして急にキャストも開始しはじめます。Sompornさんも本当に喜んでくれて、今日はもうダメかと思ったよ。アマゾンエリアへの移動は正解だったよ!釣ってくれて本当に嬉しいよ!と言ってくれ、ガッチリ握手!!どうにかチャドーを手にすることが出来ましたが本当にホゲる寸前でございました・・・

現時点での考察

この運河は水門か潮の影響で潮位が変動する、ということはわかっておりましたが、どちらの要因が強いのかは初回はわかりませんでした。今回タイドグラフと当日の潮位を帰宅後に比べてみたところ、

完全に同じ・・・要するに潮の影響を大きく受ける運河、ということですね。今回は干潮からの上げで釣っています。ちなみに前回は下げ。オヤジ曰くチャドーの釣り場でここまでタイドが影響するポイントは、タイの中でも少なくてかなり珍しいんだよ、とのこと。水が少ないときと多いときの違いはこの図で説明します。↓

世界一わかりやすいと自負しております笑笑

なので増水時にチャドーが隠れやすい箇所を狙っていく、これが大切なのかな?

次にその狙いの箇所にキャストする為の道具とスキル・・・

スキッピングの技術は必須です。しかも私の有していたスキッピングの技術とは少し毛色が違いますので以下に説明します。

スキッピングの違い

私は必要な箇所にルアーを入れ込む為にスキッピング、フリッピングを使っています。これはアングラーからするとそりゃそうだ、という感じですよね。入れることが一番。その為の手段がスキッピングだったり、フリッピングだったり。それがこの運河のスキッピングは違うのです。水面をルアーが叩く音で増水時の水面または水中にいるチャドーに気づいてもらうこと。そしてその物体が岸からまた逃げていく、これを演出します。ですので岸、または壁にルアーが当たるまで沢山水面を叩いた方が良い、らしいです。以下に世界一わかりやすい図を載せておきます。↓

私は今までのスキッピングは目的の箇所に入れることが最優先でしたのでスナップを効かせた鋭い振りでスキッピングしていました。ですのでこのスキッピングのやり方に慣れるのに少し時間がかかりました。私の場合はスナップをあまり使わずに腕で柔らかく投げるとやりやすいです。飛距離を出したいときは流石に鋭く振る場合もあります。

タックル

道具に関してはキャストするルアーにもよりますが、ロッドはML、Mなど若干ティップの入るロッドで6.6ftくらいまでがやりやすいと思います。リールはロコのアングラー達はマグブレーキのベイトフィネスリールをよく使っていますね。私は18バンタム+ノーマルスプールですが、今のところデメリットは感じていません。ラインは私はいつものバラマンディタックルと同様PENo4+フロロリーダー50lbを使っています。スキッピングの場合はリーダーは短めがおススメです。

私もまだ2回しかトライしていないのでまだまだ経験不足、試行錯誤の途中ですが現在のところお伝えできることはこんな感じです。流れのある中でスキッピングでチャドーを狙う、という釣り場はPomさんの言う通りあまりないと思いますし、昨日は渋滞を避けられたので30分で家まで帰ってきちゃいました笑。この手軽さも魅力です。スキッピングが出来なくてもボートマン達はかなりのロコアングラーなのでちゃんと教えてくれますし、テクニカルで面白い釣りなので、在タイの方や釣り遠征でタイに来られる方は是非トライしてみてほしいです。

それでは良い釣りを!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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